百五十周年に向けて組織の基盤を構築する
令和三年六月二十二日の第一回常任理事会において選任いただき、十一月一日付で木下博会長の後任として埼玉県立豊岡高等学校同窓会長を務めさせていただくことになりました昭和四〇年卒業の村野志朗と申します。
今日まで歴代会長をはじめ多くの役員、同級生の皆様のご尽力によって築かれました本会の歴史と伝統を振り返りますとき、その職責の重さに身の引き締まる思いがいたしております。微力ではございますが、同窓会の充実発展に向けて誠心誠意努力してまいる所存でございます。皆様方のご支援ご協力よろしくお願い申し上げます。
同窓会の目的は、「会員相互の交流と親睦の充実」並びに「母校の発展に寄与」することであります。
豊岡高等学校は本年十月に創立百周年記念行事を成功裏に終え、校史に新たな第一歩を記すことができました。また、我々同窓会といたしましても、記念誌の発行、校門整備等の記念事業、創立百周年式典に参加いたしました。
百周年という大きな事業の支援が終了しましたが、本会としましては、昨年より、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、同窓会の活動に支障をきたしております。収束までに数年が予想されます。コロナ禍における情報発信の在り方を検討し、古きよきものと新たな出会いを取り入れた新時代の同窓会コミュニティーの創造。また、女性の副会長登用など組織の見直しや、財政基盤の確立等いくつかの課題を抱えていることも事実であります。
このような課題を、時代の趨勢や社会の動向なども見据えながら、役員、同窓生の皆様方と心を一つにして百五十周年に向けて同窓会の組織、活動、機能の基礎を固め、この難局を乗り切ってまいりたいと思っています。
最後になりましたが、今日まで三十年間という長い間同窓会長としてご尽力くださいました木下博前会長に心から敬意を表し、深く感謝を申し上げますとともに、同窓会会員の皆様のご健勝と今後の活躍をご祈念申し上げ挨拶といたします。