豊岡實業學校々歌
作詞千葉胤明先生
作曲平野主水先生
- (1)
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靈峰遠く消えゆきて タ陽うつる入間川
古岸に人の影はなく 晩鐘風に響くとき
山藍の譽れ胸に湧く 學徒の窓に灯は一ッ
燃ゆる心の喜びを 迎ふか空に二十日月 - (2)
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壯心光り輝けば 培ふ大地の香は優り
皇恩胸に極れば 感激の裡力あり
時しも昭和七年の 秋空澄める霜月に
宮の臺臨畏みて 校輝は榮ゆる永久に - (3)
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青空高く春浅し 若草萠ゆる丘の上
希望は深き若人が 時世の流れよそにして
ゆかしく結ぶ友垣と 歴史も清き豐岡の
高き校風護りつゝ 學の路を一筋に - (4)
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ここ淸流の片ほとり 朝夕の別ちなく
夏炎天の田の水に 冬烈霜の畑に立ち
共とも落す汗膩 絞るも嬉し國の爲め
雄々しき男子の意氣氣魄 磨き研かなん鋤鍬を - (5)
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群羊守る友あれば 若木を植うる吾が姿
風に濁世の塵棄てゝ 夢に榮利の影もなし
誠を人の道として 眞理に正邪の雲拂ひ
耕す人も刈る者も 樂しい母校に今日一日 - (6)
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友と理想を語りつゝ 學びてうれし豐岡は
産業豐土地肥えて 知るや狹山の綠茶を
畑に土の香をかげば 五穀みのリの兆あリ
桑の葉際に彳むに 養蠶を飼ふ人の數あまた - (7)
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あゝ武蔵野に咲く花の 香りてゆかし豐岡に
結ぶは五年の春や秋 勉めはたすは誰ならむ
人生意氣に生くるこそ 大和男の子の誇りなれ
揮く御國の光りをば 仰ぎ進まん諸共に
普通科移行当時の校歌
作詞千葉胤明先生
作曲平野主水先生
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霊峰遠く消えゆきて タ陽うつる入間川
古岸に人の影はなく 晩鐘風に響くとき
出監の誉胸に湧く 学徒の窓に灯は一つ
燃ゆる心の喜びを 迎ふか空に二十日月 - (3)
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青空高く春浅し 若草萠ゆる丘の上
希望は深き若人が 時世の流れよそにして
ゆかしく結ぶ友垣と 歴史も清き豊岡の
高き校風護りつゝ 学の路を一筋に - (5)
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群羊守る友あれば 若木を植うる吾が姿
風に濁世の塵棄てゝ 夢に栄利の影もなし
誠を人の道として 真理に正邪の雲払ひ
耕す人も刈る者も 楽しい母校に今日一日 - (7)
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あゝ武蔵野に咲く花の 香りてゆかし豊岡に
結ぶは三年の春や秋 勉めはたすは誰ならむ
人生意気に生くるこそ 若き学徒の誇りなれ
揮く御国の光りをば 仰ぎ進まん諸共に
(2, 4, 6 省略)
創立百周年記念「校歌応援歌CD作成録音風景」もご覧ください。